50代から意識を!「認知症につながる最新6項目」を6人の専門医が解説(ニュースより)

【抜粋】

4.聴力と視力と認知症の関係

難聴の人は、ない人に比べて認知症発症のリスクが1.94倍も高いことがわかっています。 「音を聞き分けているのは耳ではなく脳。難聴になると脳に伝わる電気信号があまり入らない状態になります。刺激が少なくなることで脳が働く機会が少なくなり、認知機能の低下へとつながって、認知症の強力な危険因子となることがわかっています」と新田清一先生(済生会宇都宮病院耳鼻咽喉科)。

同様に、視力も重要です。「人は情報の多くを見ることから得ています。近くも遠くもぼんやりしか見えないような視界で過ごすことは、認知機能の低下に直結します。相手の表情が見えないと自分も無表情になり、人との交流も疎かになっていきます」というのは梶田雅義先生(梶田眼科)。 補聴器も遠近両用眼鏡も、認知機能が低下してからでは使いこなすことはできません。50歳を過ぎたら定期的に検査をし、適切な矯正をすることで、将来の認知症リスクは大きく変わります。

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